2017年11月22日

From Factory

お預かりしたダイニングチェアの張替中です。

シートを剥がしてみたら一部虫喰いの酷いパーツが見つかりました。
4脚セットの内の1脚のパーツ1つです。
よくぞここだけ狙って喰ってくれたな!というくらいピンポイントでボロボロになっていました。

座面の枠は虫の付きやすい条件が揃っているため、虫喰い自体はよくあるケースではあるのですが。


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下がオリジナルの虫喰いパーツで、茶色く見えるのは虫穴に樹脂を詰め込んでなんとか救命しようとした跡です。
しかし触った感触や、持った時の重量感や、叩いたときの手応えや音など、いろいろと吟味した結果、お客様に状況をお伝えして、パーツを交換させて頂くことにしました。


座面の枠はこれといった木材の決まりがないので、古材の中からある程度硬く、虫に強い材料を探します。
今回はたまたま手近にあった樟(クスノキ)を使うことが出来ました。
樟脳の原料ですので虫には強い材木です。


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パーツのコピーを作って入れ換えます。


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これで安心して張替が出来ます。


納品完了後、試しにオリジナルのパーツを割いてみました。


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中までビッシリ虫穴だらけ。
この状態なら交換はマストでした。

修理を承る際は、現物を確認してお見積致しますが、このようにどうしても作業を始めないと解らない箇所も出てきてしまいます。
posted by kiya antiques at 14:47| From Factory
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