2017年08月18日

From Factory

さて、今回のミッションは、リプロダクトしたパインテーブルの塗装。
新材に着色するので、アンティークの塗装に比べれば簡単そうですが、今回は脚に使った材料と天板の材料の色が違いすぎる。
極端に言うと赤と白!どちらもパイン材でですが、産地の違いでここまで違うもんですかね。
濃い目の着色なら何とでもなりそうですが、今回は極力薄い色味で雰囲気良く、とのことで、アンティークパインのいわゆる飴色を意識しての作業になります。
脚に使った赤身への着色がネックになりそうです。
天板、幕板は白っぽい素材なので脚に合わせるのは難しく無さそうですが、針葉樹の染色は、うっかりすると和風になってしまうのでそれなりに慎重に。

まずはそれぞれ同じ素材の木っ端を用意して、試し塗りしながら調色していきます。

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染料系着色剤、顔料系着色剤を延べ15色くらいでしょうか、配合のデータを控えながら、調色し、シンナーで薄めて試し塗り、乾いた状態をチェックして、重ね塗り、もしくは着色料を追加、、、なんてことを繰り返し小一時間。
蓋を開けてみれば、脚と天板で全然違う着色料を作ることになってしまいました。
本番はシンナーではなく、無色のオイルステイン(着色料を混ぜて初めてオイルステインですが)で薄めて塗装します。
ウレタン系オイルのため、着色剤もろとも確実に硬化するので上塗り無しでも色移りの心配無し!
上塗りの塗料も選びませんので、飲食店の什器などでポリウレタンやラッカーをガッツリ塗りたい時には重宝しています。

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今回はワックスで仕上げました。

こちらのテーブルは椅子2脚以上ご購入で50%OFF!
是非この機会をお見逃し無く!!!

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posted by kiya antiques at 13:12| From Factory

2017年08月08日

From Factory

お得意様からの御注文です。

収納用の観音開きの扉を製作しました。
ステンドグラスは当店でお買い求め頂いた物です。

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このステンドグラス、実は

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元々は1枚のステンドグラス窓を2枚に分割して枠を新規で作り直した物なんです。
お客様にも気に入って頂けたようです。

同型のステンドグラスと。

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細かい寸法は窓枠で調整致します。

ステンドグラスは寸法の変更や、分割など、意外と融通が効くので、「デザインは気に入ってるのにサイズが、、、」なんて時はぜひご相談ください。
その場で工賃をお見積り致します。
また、お手持ちのステンドグラスが割れてしまった時などもご相談ください。ステンドグラス専門の職人が対応致します!
posted by kiya antiques at 13:01| From Factory

2017年08月01日

From Factory

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ヴィクトリアン(1834~1901)時代後期のサロンチェアです。
この時代の家具では希少な4脚セットの入荷です。

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構造、塗装、張り布地、検品の段階で全てアウトだったのでフルレストアコースです。
ここまでは想定内だったのですが、布地を剥がして分解してみると。

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なんと継ぎ手にボルトが入っていました!

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150年前の椅子ですから、1回や2回修理が入ってるものですが、、何故ボルト!?
硬い材料を使えば強度が出ると思ったら大間違いで、この状態で負荷が掛かると、強すぎるボルトが本体を痛める事になり、致命傷になりかねません。
家具の補強に金属を使うことは有りますが、簡単なようで、加減と言うかセンスが求められます。

木材のダボに交換です。案の定ダボ穴がグズグズのガバガバになっていました。
このクラスの家具ならオリジナルはマホガニーのダボを使っていてもおかしくありませんが、サイズが揃わずスタンダードなブナのダボで対応しました。

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塗装も全て剥がして塗り直しです。
剥離、サンディング、着色数回、フレンチポリッシュと王道の仕上げ方法です。
濃い目の着色ならこの類いの家具は間違いなくキレイになります。

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とりあえず1脚だけ張り替えてみました。

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ダークマホガニーにボルドーの生地は良く合いますね。自信作完成です!
フジサワウェアハウスでご覧いただけます!
posted by kiya antiques at 11:25| From Factory
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