2018年03月15日

OZmagazine4月号にキヤアンティークス横浜店が掲載されました!



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現在発売中のオズマガジンは横浜特集!

付録の『ヨコハマフォトさんぽBOOK』にキヤアンティークス横浜店が紹介されています。

フォトジェニックな横浜の街をカメラ片手にお散歩なんて、楽しそうですね。

キヤアンティークス横浜店の壁画前はおすすめの「インスタ映え」スポットですよ!


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ぜひ横浜さんぽの際にはキヤアンティークスへお越しください!


横浜本店へのアクセスはこちら。
posted by kiya antiques at 11:21| ShopNews

2018年03月14日

From Factory



アンティークの年代を判別する手がかりはいくつかありますが、そのうちの1つ、かなり正確な情報として「レジストレーションナンバー」というものがあります。


簡単な説明ですが、イギリスのデザイン登録ナンバーのようなもので、産業革命以降の工業製品に刻印される様になりました。


主な表記は、RdNo+数字、RD+数字、Reg+数字 等々。

大文字小文字の組み合わせは色々と見てきた限りでは曖昧な様です。


19世紀の中期以前は別の表記方法になり、少し複雑になるので、別の機会が有ればこちらで触れたいと思います。


家具のパーツでよくレジストレーションが刻印されているのが金属製の取っ手類。

この取っ手にも裏側に目立たない様に刻印されていました。


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このままだと殆んど解りません。

うっかり見落とすところでした。

少し磨いてみます。


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文字が浮き出てきました。

RD707210。

下3桁は潰れてしまっていて怪しいですが、年代を判別するには充分です。

ナンバーを資料と照らし合わせると、この取っ手は1924年にデザイン登録された事が解りました。


家具の外観から読んでいた年代は、エドワード朝の1900年-1910年頃なので少しズレがあります。

しかし家具が1910年に造られたとして、14年後に同じネジ穴で取っ手が交換されてしまったとしたら、その後の約100年の経年でオリジナルかどうかを見分ける事は殆んど不可能とも言えます。

家具の製造年が確定したとは言い切れませんが、少なくともこの取っ手自体は1924年以降に造られた事は間違い無いようです。

ちなみにキヤアンティークスではこの家具は「20世紀初頭」と表記することにしています。

posted by kiya antiques at 11:57| From Factory

2018年03月06日

From Factory



ただいまキヤアンティークスの工房では、ありがたいことに本格派のアンティーク家具でいっぱいです。
どれも19世紀に造られた家具たちです。

アーコール社などのミッドセンチュリー系が台頭している昨今ではなかなか珍しい光景です。


やはり本格アンティークは意匠が独特!

特に「顔」の彫刻が多く、どれも素晴らしかったので集めてみました。


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修理張り替えのご依頼でお預かりしている椅子の背もたれです。
森の精霊「グリーンマン」の彫刻です。


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その椅子のアームチェアの肘掛けの先端です。


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6脚セットなので並べると見ごたえがあります!
約1ヶ月掛けて、修理塗装張替のフルコース、無事完了しました!


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お得意様からご注文頂きました、キャビネットです。
顔というか全身ですが、扉の彫刻で、キジとウサギです。


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逆さまに写っていますが、これで正位置。
実は後ろ脚で吊るされている、狩で捕らえた獲物がモチーフです。

高級な婚礼家具などに見られるデザインで、決まってキジとウサギが吊るされています。
食べ物に困らない為の願掛けみたいなもので、日本の、五穀豊穣祈願、といったところでしょうか?

このキャビネットには他にも顔の彫刻があり、


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2杯の引き出しの取っ手にはそれぞれグリーンマン。


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正体は解りませんが、猫科の明らかに強そうな動物が冠の中央で睨みを効かせています。


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別のキャビネットの扉の彫刻です。
隣人同士でしょうか?
窓枠に手を掛けて、一方は怒っていて、もう一方は薄ら笑い。

どういう経緯でこのモチーフを思い付いたのか解りませんが、フランス製のアンティークでは希にこういうとんでもなく質の高い彫刻を見ることが出来ます。
表情の表現が秀逸!

ウォルナットはワックスで仕上げるとなんとも言えない質感になりますね。


どの時代の家具でも手を抜くなんてことはあり得ませんが、このクラスの家具の修復は、作業も自然と気合いが入ります。

良い仕事をさせていただきました。
posted by kiya antiques at 16:31| From Factory
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